妊婦だって演劇が観たい!NODA MAP「足跡姫~時代錯誤冬幽霊」を観て。17週1日目
子供が出来る前にやっておきたいことに旅行やお洒落なレストランを挙げる人がいますが、観劇だって同じくやっておけばよかったと後悔することの一つのようです。(私の周りの人たちより)
池袋に行く用事があり、ふと妊婦のうちに演劇を観ておこうと思いました。
そういえば東京芸術劇場は入ったことが無かったので、何か良い作品はないかとネットで探していると、ありました。
作・演出 野田秀樹「足跡姫~時代錯誤冬幽霊~」
出演者も豪華。宮沢りえ、妻夫木聡、古田新太、佐藤隆太、鈴木杏、池谷のぶえ、中村扇雀、野田秀樹他。
チラシは現代の服装をしていますが、時代設定は江戸時代です。ただ、現代風な言い回しが数多く表れるので、難しい話だと思わず気軽に観れる作品です。またこちらは故中村勘三郎へのオマージュです。内容については当日その場で体感してもらうのが一番だと思うので、事前に「こんなあらすじだよ」っていうのは避けておきます。男性も女性も楽しめる作品だと思います。観ていた人の年齢の幅は広かったのですが、一番多い層は40代位でした。
25歳以下の人のためにサイドシート3000円という破格のチケットも用意されていましたが、実際利用している人は少なかったのではないでしょうか?若い人にも是非観てもらいたい作品だっただけに残念です。
観て思ったことはやっぱり演劇は映画やテレビと違って面白くない部分も面白いなーと思いました。たぶん映像化したら「え!?」という内容も、演劇だと面白いんです。たぶんこの作品を映画でやったら全然違う内容になってしまうんだろうなと思います。だって見せるポイントが違うから。演者とリアルタイムでその場に観覧者がいるから演劇って成り立っているんだと思います。
観に行って本当に良かったと思える作品でした。内容も、演者も、舞台美術も全て素晴らしい。
この公演、実は前売り券は全て完売。
しかし嬉しいことに全公演当日券販売されます。
ただ、ここで妊婦さんに注意!
私は立ち見の次に安いベンチシート(4000円)というチケットを購入しました。窓口の説明では「背もたれが無い席ですがよろしいですか?」と確認をされました。がしかし、このベンチシート、公園や駅などにあるような座面までの高さがちょうど良いものではなく、座面までが高い!かつ、奥行きが短く狭い!・・・正直辛かったです。
隣にいた人たちは結局座らず立って観ている状態でした。立ち見より寄りかかれるからいくらかマシと思って購入したほうが良いです。あと、左側のベンチシートは花道がほとんど見れません。お気をつけて。
公演開始の1時間10分前くらいに当日券を購入しようと並んだのですが(販売は1時間前から)、既に列ができていて、前には30~40人位待っている状態でした。私の番にはS席(9800円)は完売の状態でした。S席に座りたい人は早めに並ぶことをお勧めします。
2017年3月12日(日)まで公演が続きますので気になる方は是非足を運んでみてください。というか、是非観てほしい!!